夏用の薄手素材のつなぎ服について

夏用 薄手素材のつなぎ服

つなぎ服でも夏は涼しく過ごしたいものです!

夏場の炎天下や高温環境での作業服に適したつなぎ服(ジャケットとパンツがウエスト部で縫い合わされてワンピース)は半袖という仕様だけではなく、素材や織りなども夏場に向いたもので製造されています。
素材ではポリエステル混紡の吸汗速乾素材が注目されています。
またサラクール(ユニチカ)やシャミラン(東レ)などに代表される清涼素材の需要も年々高まっております。
織り組織でいうとトロピカルやバーバリーが多く用いられております。
綿素材でも目付けを軽くした薄手の生地に仕上げ、火を扱う職場に向けた夏用の製品があります。
密閉されているつなぎ服は通気性に欠けるため、熱が内にこもります。
薄手の素材や加工を施す以外にはメッシュを背面のノーフォーク(プリーツ加工)部分に使用したり、袖底からウエスト部分の脇のパーツに利用したりして、空気の流れを作る工夫がなされているものも見受けられるようになりました。
最近では台衿部分にもメッシュを使用して涼感を得るような製品も現れ、メッシュを上手く利用してデザイン性を高めている商品も多くなりました。
つなぎ服の使命でもある着用者の安全を考えるとメッシュの利用と薄手素材や涼感素材をバランスよく活用している製品が理想であり、夏用のつなぎ服はユニフォームメーカーの企画力・技術力の集約と言えるでしょう。